糸くずフィルターのヌメヌメ・黒カビを徹底撃退！【次亜塩素酸ナトリウム】でまっさらにする方法

洗濯槽の掃除は定期的に行っていても、「糸くずフィルター」のお手入れは見落とされがちではないでしょうか？実はここ、カビや雑菌、そして湿ったホコリが溜まり、異臭や黒カビの温床になりやすい場所なんです。

特に、パナソニック製の洗濯機をお使いの方からは、「フィルターの面積が広く、日頃のお手入れが難しい」というお悩みが多く聞かれます[00:21]。

そこで今回は、おそうじのプロ「おそうじダイアリー」のハタナカが推奨する、最も強力なカビ対策である**「次亜塩素酸ナトリウム」**（キッチンハイターなどの塩素系漂白剤）を使った、糸くずフィルターを新品のようにまっさらにする方法をご紹介します。タイトルにもあるように、ウイルス対策にも有効な「次亜塩素酸パワー」で、洗濯機を清潔に保ち、気持ちの良いお洗濯ライフを取り戻しましょう！

なぜ糸くずフィルターの掃除が重要なのか？

糸くずフィルターを放置すると、衣類から出たホコリや髪の毛が溜まるだけでなく、水気と洗剤カスを栄養にして、すぐに黒カビやピンクヌメりが発生します。

この汚れを放置すると、せっかく洗った衣類にカビの胞子や雑菌が逆戻りし、嫌なニオイや肌トラブルの原因にもなりかねません。定期的なお手入れは、洗濯機本来の性能を引き出し、衣類の清潔を保つために不可欠です。

次亜塩素酸ナトリウムを使った洗浄方法

この方法は、家庭用の塩素系漂白剤（キッチンハイターなど）、ゴム手袋、そしてフィルターを浸け置きできる容器があればすぐに実践できます。

【手順】

1. フィルターを取り外す

[01:13] 洗濯機本体から糸くずフィルターをそっと取り外します。この時、フィルターの受け皿にもヌメリがある場合は、ブラシなどで軽くこすっておきましょう。

2. 大まかなゴミを取り除く

フィルターのネット部分に絡みついた大きな糸くずやホコリは、歯ブラシやティッシュなどを使って、あらかじめ取り除いておくと、後の浸け置き効果が高まります。

3. 浸け置き液の準備

プラスチック製の容器に、水と塩素系漂白剤をパッケージに記載されている使用量を目安に混ぜて洗浄液を作ります。

【注意！】塩素系漂白剤は酸性の洗剤と絶対に混ぜないでください。有毒ガスが発生し、大変危険です！必ず単独で使用し、換気を十分に行いましょう。

4. 浸け置き洗浄

[01:59] 準備した洗浄液の中に、フィルターを完全に浸します。動画の様子からもわかる通り、黒カビやヌメリがひどい場合でも、次亜塩素酸ナトリウムの強力な漂白・除菌パワーで、見る見るうちに汚れが分解されていきます。

浸け置き時間の目安は30分〜1時間程度です。汚れがひどい場合は数時間浸けておいても構いません。

5. すすぎと乾燥

[03:45] 浸け置きが終わったら、流水でフィルターを徹底的にすすぎます。漂白剤成分が残らないよう、念入りにすすぐのがポイントです。その後、よく乾燥させてから洗濯機にセットして完了です。

お手入れの注意点とウイルス対策

次亜塩素酸ナトリウムは非常に強力な洗浄剤であるため、安全に配慮して作業を行うことが大切です。

■ 安全に作業するために

• 換気は必須: 塩素系漂白剤を使用する際は、必ず窓を開けたり換気扇を回したりして、十分な換気を行いましょう。

• 肌の保護: 刺激が強いため、ゴム手袋を着用し、皮膚に直接触れないように注意してください。

• 混ぜるな危険: 塩素系漂白剤は酸性の洗剤と絶対に混ぜないでください。有毒ガスが発生し、大変危険です！

■ ウイルスも撃退できる

次亜塩素酸ナトリウムは、カビだけでなく、ノロウイルスやインフルエンザウイルスなどの様々なウイルスにも有効な成分です。洗濯機という水回り空間で、衣類を介して付着した可能性のあるウイルス対策としても、この洗浄法は非常に効果的と言えます。プロの畑中氏も**「カビに対して一番強い洗剤は、やはり市販ではキッチンハイター」**[04:37] とおっしゃっています。カビ・ウイルス対策には次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系漂白剤の活用が最適です。