こんにちは!年間600台以上の洗濯機を救い続けている「おそうじダイアリー」のハタナカです。
洗濯機は「衣類をキレイにする」家電。しかし、実はその裏側は、私たちが想像するよりもはるかに過酷な環境にあります。特に湿気と石鹸カス、皮脂汚れが混ざり合う洗濯槽の裏側は、"汚れの温床"と化していることがほとんどです。
今回ご紹介するのは、東京エリアでご依頼いただいた東芝製縦型洗濯機「AW-60GM」の分解清掃の記録です。
お客様からのご相談は、「最近、洗濯物に黒いピロピロしたカスが付くようになった」「洗濯槽の周りから、なんだかカビ臭いニオイがする」という、まさに「洗濯機からのSOS」でした。
そして、このAW-60GMの分解を進めた結果、私たちは、プロの目から見ても「これはとんでもない…」と震撼するほどの"異物"を発見することになったのです。
衝撃の分解:パルセーターを外すと現れた「黒い絨毯」
作業開始です。まずは、洗濯槽の底にある水をかき回す羽根(パルセーター)を専用工具で取り外します。
このパルセーターの裏側こそ、汚れのファーストチェックポイント。長期間の汚れが堆積していると、パルセーターの溝や裏側は、すでに薄黒いヌメリやドロドロの洗剤カスで覆われています。
しかし、今回のAW-60GMは、そのレベルをはるかに超えていました。

パルセーターの裏には、まるで「黒い絨毯」が敷き詰められたように、びっしりと黒カビとヘドロが固着していたのです。
そして、真の衝撃はこれからでした。洗濯槽を本体から引き上げ、ついにその全貌が明らかになった時、現場に静かな驚愕が走りました。
「とんでもないもの」の正体は、成長した黒いワカメ!?
引き抜いた洗濯槽の側面、そしてそれを収めていた外槽の内部をご覧ください。
そこにあったのは、もはやカビのレベルを超えた、異様な物体でした。それは、黒く、分厚く、まるで海底に生える巨大な「ワカメ」や「海藻」のように、洗濯槽のあらゆる隙間や突起に張り付いて、成長しきっていたのです。

お客様が心配されていた「黒いピロピロしたカス」の正体は、まさにこの厚く成長したカビの塊が、洗濯時の水流によって剥がれ落ちた残骸に他なりません。
これは単なる汚れではありません。カビが洗剤カスや衣類の繊維、皮脂汚れを栄養源として何年もかけて作り上げた「バイオフィルム」の巨大な層です。この状態では、洗濯をするたびに、衣類はカビの胞子とヘドロまみれの水を浴びているのと同じことです。
なぜこんな状態に?東芝AW-60GMの特性と「ある行動」の危険性
実は、この「黒いワカメ」が大量発生する背景には、洗濯機の構造的な特性と、お客様の**「無意識の行動」**が関わっているケースが多くあります。
今回のAW-60GMのような機種では、洗濯槽の構造上、特に汚れが溜まりやすい部分が存在します。さらに、動画の概要欄にも記載の通り、この状況を生み出した最大の要因の一つは、お客様が良かれと思って行っていた「ある行動」にある可能性が高いのです。
その行動とは...「洗濯槽に水を溜めっぱなしにする」、「フタをすぐに閉めてしまう」といった、湿気を閉じ込めてしまう習慣です。
カビは湿気が大好きです。一度カビの根が張ってしまうと、市販の洗濯槽クリーナーでは表面の汚れしか落とせず、この分厚いワカメ状の層を根こそぎ剥がすことは不可能になってしまいます。
プロの清掃術:新品のような輝きを取り戻す
しかしご安心ください。「おそうじダイアリー」の本領はここからです。
私たちは、この強固なカビの層に対し、プロ仕様の強力な洗剤と、徹底した物理的アプローチをかけます。
1. 専用洗剤の塗布と浸け置き:カビを弱体化させ、剥がれやすくします。
2. 高圧洗浄:洗濯槽、外槽、パルセーター、その他全ての部品に対し、高圧洗浄機で一点の曇りもなく汚れを吹き飛ばします。特に、ネジ穴や細かいパーツの裏側など、普段見えない場所こそ丁寧に。
その結果、どうでしょう!
黒いワカメに覆われていた洗濯槽は、まるで鏡のようにピカピカに輝きを取り戻しました。外槽の底に堆積していたヘドロも完全に除去され、清掃前と清掃後の写真を見比べると、もはや別の部品に見えるほどの変化です。
お客様からは、「ニオイが全くしなくなった!」「安心して洗濯できる!」と、大変喜んでいただけました。
皆様へ:ご自宅の洗濯機を救うために
今回の東芝AW-60GMの事例は、決して特別なことではありません。分解してみれば、ほとんどの洗濯機が、多かれ少なかれこの**"ワカメ地獄"**に陥っているのです。
もし、あなたも「黒いカスが気になる」「洗濯物が臭う」と感じたら、それは洗濯機が悲鳴を上げている証拠です。
【今日からできるカビ対策】
• 洗濯が終わったら、すぐにフタを開けて、洗濯槽内をしっかり乾燥させる。
• 洗剤・柔軟剤を入れすぎない(過剰な洗剤カスはカビの栄養になります)。
• 定期的にプロの分解清掃を検討する。
この記事だけでは伝えきれない、現場の衝撃と、プロの清掃の迫力は、ぜひ本編動画でご覧ください!「あの黒いワカメ」が剥がれ落ちる瞬間は必見です。
▼【必見】東芝洗濯機AW-60GMからとんでもないものが出て来た!!
洗濯機をキレイにして、清潔で快適なランドリーライフを取り戻しましょう!
分解清掃のご相談は、「おそうじダイアリー」までお気軽にどうぞ!


