おそうじダイアリーをご覧の皆様、こんにちは!
家電製品の中でも、私たちの生活に欠かせない洗濯機。毎日衣類を清潔にしてくれる存在ですが、その内部がどれほど汚れているか想像したことはありますか?

今回は、私たちプロが実際にご依頼いただいた**日立の主力モデル「ビートウォッシュ」**の分解清掃の様子を徹底レポートします。
特にこの洗濯機は、標準使用期間の目安とされる「7年目」を迎えた製品。動作には問題がなくても、長年の使用で蓄積した衝撃的な汚れと、7年という期間に潜む「家電の寿命」の真実について、プロの視点から詳しく解説していきます。
【衝撃】標準使用期間7年目!ビートウォッシュ内部に潜む「黒いカビ」の正体
今回ご依頼いただいたのは、日立 ビートウォッシュ(BW-8SV)、簡易乾燥機能付きの8kgタイプです [00:05]。年式は2013年製で、ちょうど標準使用期間の目安とされる7年目を迎えた製品でした [00:36]。
1. 柔軟剤投入口に潜む「カビの温床」
分解作業に入る前、まず洗濯機の外側から汚れを確認します。特に目についたのが、洗剤や柔軟剤を投入する部分です。
• 投入口の惨状: 入り口部分のパッキンや、普段は見えにくい柔軟剤投入口の裏側は、すでに真っ黒なカビだらけの惨状でした [02:23], [02:36]。
• カビ発生の最大の原因: 柔軟剤は、洗濯槽クリーナーでは落としにくい成分が含まれており、残った柔軟剤がカビの格好の栄養源となります [02:40]。この投入口の汚れは、内部の深刻なカビ汚染を物語っています。
2. 上蓋を開けて発覚!「とんでもないカビの状態」
上蓋(トップカバー)を外し、通常は見えない奥深くの構造を確認すると、さらに衝撃的な光景が広がっていました [03:03]。柔軟剤投入口のさらに奥の、手の届かない場所まで、とんでもない量の黒カビがびっしりとこびりついていたのです [03:20]。
衣類を清潔にするはずの洗濯機が、これほどまでにカビの巣窟となっている事実に、背筋が寒くなります。
3. 7年分の蓄積!引き抜いた洗濯槽の衝撃
ビートウォッシュは特殊な構造をしており、ステンレス槽の固定方法が一般的な洗濯機と異なるため、ギアプーラーという特殊な工具を使って垂直に槽を引き抜きます [03:30], [03:36]。
引き抜いたステンレス槽の裏側には、7年間の使用で蓄積したカビやヌメリがべっとりと張り付いていました [03:55]。
• 市販クリーナーの限界: 特に、洗濯槽の裏側や、パーツの「くぼみ」になっている部分は、市販の洗濯槽クリーナーでは水流が届きにくく、汚れがほぼ落ちない部分です [04:02]。市販クリーナーで汚れが剥がれ落ちたとしても、それは「表面の汚れ」に過ぎず、深部のカビはプロの分解清掃でしか除去できないのです。
分解しなくても分解清掃レベルで綺麗になる洗濯槽クリーナー【ランドリック】
プロの洗浄術:カビ菌を「除菌」してから「こそぎ落とす」
この手強いカビとヌメリを、私たちプロはどのようにして徹底的に除去するのでしょうか?
洗濯槽の汚れの正体は、主にカビ菌、微生物、そして洗剤カスが混ざり合ったものです。単にこすり落とすだけでは、カビの根は残ってしまいます。
1. 塩素でバイキンを無力化する(除菌)
まず、カビ菌やバイキンを徹底的に無力化するため、次亜塩素酸などの塩素系薬剤を汚れ全体にしっかりと吹き付けます [04:22]。この工程で、目に見えない菌まで含め、全てのカビ・バイキンを殺菌します [04:28]。
2. 水圧とブラシで洗剤カスをこそぎ落とす
カビ菌を殺した後は、シャワーの強い水圧と専用のブラシを使い分け、汚れのベースとなっている洗剤カスや死滅したカビの層を、丁寧にこそぎ落としていきます [04:33]。
特にビートウォッシュは構造が複雑なため、細部までブラシを入れ、隅々まで磨き上げます。ブラッシングと洗浄が完了すると、ステンレス槽はまるで新品のように輝きを取り戻し、**「ほぼ無菌状態」**になります [04:41], [04:55]。
• ビフォーアフターの感動: 洗浄前の真っ黒だった柔軟剤投入口の縁も、この通り、見違えるほど真っ白に [05:38]、[05:49]。この変化が、分解清掃の何よりの証拠です。
【重要】知っておきたい洗濯機の「標準使用期間」と買い替えの目安
今回の洗濯機が7年目だったことから、**「標準使用期間」**について掘り下げてお話しします。
「標準使用期間」は7年。その意味とは?
2009年以降に製造された家電製品には、「長期使用製品安全制度」に基づき、「標準使用期間」が設定されています [00:45], [01:05]。洗濯機の場合、この期間は7年と定められています [01:11]。
これは、「7年経つと必ず壊れる」という意味ではありません。
**「7年を経過すると、たとえ問題なく動作していても、内部の部品が経年劣化により損傷し、重大な事故につながる可能性が高まるため、そろそろ買い替えを検討してください」**というメーカーからのお知らせなのです [01:20]。
安全性の観点からも、7年という節目は一つの重要な目安として覚えておくべきでしょう。
騒音が大きくなってきたら、買い替えorユニット交換を検討
日立ビートウォッシュのこの年式(2015年製くらいまで)は、プロの経験上、脱水時の動作音が比較的大きいという傾向があります [07:37], [07:43]。
もし、ご自宅の洗濯機(特に7年程度経過したもの)で、**「以前より脱水音がうるさくなった」**と感じたら、以下の対策を検討してください。
1. 駆動部ユニットの交換: 日立側に連絡し、モーターやギアなどを含む**「駆動部組ユニット」を丸ごと交換**することで、動作音が劇的に静かになることがあります [08:20], [08:26]。
2. 10年が経ったら買い替えを: 標準使用期間の7年を大きく超え、10年くらい経つ製品になると、駆動部以外のホースやプラスチック部品なども劣化が進んでいるため、安全性を考慮し新しい機種への買い替えを強くおすすめします [08:30], [08:40]。
まとめ:気持ちの良い洗濯は「分解清掃」から始まる
7年目の日立ビートウォッシュの分解清掃を通じて、洗濯機の内部に潜む深刻な汚れと、家電製品の寿命に関する重要な情報をお伝えしました。
• カビの温床は柔軟剤投入口! こまめにチェックと清掃を。
• 市販クリーナーには限界あり! 7年を目安にプロの分解清掃を検討しましょう。
• 7年は安全性の目安! 動作音が大きくなったら、交換や買い替えのサインです。
洗濯機がピカピカになることで、日々の洗濯は劇的に気持ちよくなります。
もしご自身の洗濯機の汚れや臭いが気になるようでしたら、ぜひ一度プロの診断をご検討ください。
▼今回の清掃の様子はこちらからご覧いただけます
【ビートウォッシュ】標準使用期間7年目の洗濯機を分解清掃しました
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