こんにちは。「おそうじダイアリー」編集部です。

今回は人気の酸素系漂白剤「オキシクリーン」を使ったあとに発生した、“謎の黒い汚れ問題”について取り上げます。

動画「【オキシクリーン】の後汚れが止まらない!【Panasonic洗濯機】【NA-FA80H1】黒い物体の正体はカビ!」を参考に、実際に起きたトラブルとその原因・対処法をわかりやすくまとめました。


■ オキシクリーンで洗濯槽を掃除したのに、なぜか汚れが止まらない?

今回の動画の主役は、Panasonicの全自動洗濯機「NA-FA80H1」。

オキシクリーンを使って洗濯槽クリーナーを実施したところ、最初は「ピカピカになった!」と思いきや、数日後から洗濯物に黒い汚れが付着し始めたそうです。

「え?あんなにしっかり掃除したのに?」

と思う方も多いでしょう。実はこの現象、オキシクリーン掃除あるあるのひとつなのです。

■ 黒い物体の正体は“カビの死骸と汚れのかたまり”

動画内では、洗濯槽から出てくる黒い物体をカメラで確認。

その正体は、酸素系漂白剤によって浮き上がった洗濯槽の裏側のカビ・皮脂汚れ・洗剤カスが混ざったものでした。

つまりオキシクリーンの力で「汚れが剥がれた」のは良いのですが、完全に排出されずに内部に残っていたのです。

結果として、洗濯のたびに少しずつ剥がれ落ちて、黒いカスが出てきてしまう…というわけです。

■ Panasonic「NA-FA80H1」特有の構造も原因のひとつ?

PanasonicのNA-FA80H1は、上位モデルらしく高機能で節水設計。

ですが、構造上「洗濯槽の裏側」に水流が届きにくい箇所があり、そこに汚れが溜まりやすいという弱点があります。

オキシクリーンのような酸素系漂白剤は強力ですが、機種によっては汚れを完全に流し切る水流構造になっていない場合も。

特にNA-FAシリーズのような節水タイプでは、洗浄後のすすぎ不足が黒カス再発の原因になることが多いのです。

■ オキシクリーン掃除後にやるべき「仕上げ洗浄」

動画の投稿者さんは、オキシクリーン洗浄後に汚れが止まらなかったため、追加で洗濯槽クリーナー(塩素系)を使用。

その結果、ようやく黒い汚れが出なくなったそうです。

ここでポイントなのが、

👉 酸素系漂白剤で“浮かせる” → 塩素系クリーナーで“分解・除菌する”

という二段階洗浄です。

オキシクリーンだけでは「剥がす」力は強くても「殺菌・分解」までは弱いので、浮いた汚れが再び槽内に残ってしまうことがあるのです。

この二段階洗浄を行うことで、残留カビやバイオフィルムの除去率が格段にアップします。

■ 正しいオキシクリーン洗浄の手順と注意点

酸素系漂白剤を使うときには、以下のポイントを押さえておきましょう。

① 40〜60℃のぬるま湯を使う

オキシクリーンは温度が高いほど反応が活発になります。40〜60℃のお湯でしっかり溶かしましょう。

② 槽洗浄モードまたは長時間つけおき

Panasonic機なら「槽洗浄モード」がおすすめ。

もし無い場合は、高水位にして4〜6時間つけ置きが効果的です。

③ すすぎを2〜3回しっかり行う

浮かんだ汚れが再付着しないよう、すすぎを十分に。

ここを省略すると、今回のような黒カス地獄が待っています。

④ 最後に塩素系クリーナーで仕上げ

酸素系で浮かせた汚れを塩素系で除菌・分解するのがベスト。

この順番が逆だと効果が半減します。

■ それでも黒カスが止まらないときの最終手段

もし何度掃除しても汚れが出続ける場合、プロの分解クリーニングを検討しましょう。

Panasonic機は分解がやや難しい構造のため、自分で外すのは危険です。

業者に依頼すれば、槽の裏側・パルセーターの下・排水経路まで完全洗浄してもらえます。

費用は1万円前後ですが、新品のような清潔感を取り戻せます。

■ まとめ:オキシクリーンは「万能」ではない。機種に合わせた使い方を

今回のケースから分かるように、

オキシクリーン=強力・万能、というわけではありません。

機種や構造によっては、“汚れを浮かせすぎて”逆にトラブルを招くこともあるのです。

Panasonic NA-FAシリーズのような節水型洗濯機では、

  • 酸素系 → 塩素系の二段階洗浄
  • すすぎを多めに設定
  • 定期的な槽乾燥や風通し

を意識するだけで、黒カス再発を防げます。

洗濯槽の汚れは「見えない場所の敵」。

でも、正しいお手入れをすれば、洗濯物も気持ちもスッキリしますね。

▼まとめポイント

  • 黒い汚れの正体は「カビと汚れのかたまり」
  • 原因はオキシクリーン洗浄後のすすぎ不足
  • Panasonic NA-FA80H1の構造も影響あり
  • 対策は酸素系+塩素系の二段階洗浄
  • それでも改善しない場合はプロ清掃へ!

「おそうじダイアリー」では、こうした“実際に起きた掃除トラブル”をテーマに、再現性のあるお手入れ方法を紹介しています。

あなたの洗濯機にも、もしかすると見えない汚れが潜んでいるかもしれません。

次回もお楽しみに!

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